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【読書】広告コピーってこうやって書くんだ!読本

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広告コピーだけでなく、普段の仕事や考え方にも応用できる内容です!

文章だけでなく、いろんな創作物に対して「なんかいいよね」という感情が受け手には発生します。僕も美術館やなにか作品を見たときにはなぜか惹かれるということが多々あります。

でも結局、この「なんかいいよね」というのをどこがいいのか?・どうしてそう感じるのか?ということまで考えなくては作り手側にはなれないと。

これは仕事も同じでどうしてこういう結果になるのか?どうすれば納得できる、魅力的な資料になるのかということに繋がります。特にわたしの場合は日々、データ分析を中心に次の一手や課題を抽出することが仕事なので、分析してなんかいい感じになってきたところから仕事が始まります。

結局、自分の分析や提案が受け入れられ、行動に繋がり数字になって返ってこなければ意味がありませんから。こういうのは確かにトレーニングが必要で、本書でも5年は「なんかいいよね」を禁止すると書かれています。

あとは「書いて」「捨てて」「書いて」の繰り返し。地味だなと思います。

でも結局、こういう地味な作業が血となり肉となるのでしょう。

あと、文中で心に残ったフレーズ

・昔の自分が感じた気持ちをきちんと覚えておくこともとても大切です。  ほかの人の気持ちをわかってあげるのと同じように、昔の自分の気持ちを覚えておくことで、本当にたくさんの気持ちを自分のものにすることができます。

・うまい人のコピーというのは、「誰もコピーなんか読みたいと思ってない」という出発点から書きはじめて、「じゃあ、どうやってそういう人を振り向かせるか」と発想していくから、自然と短く、強く、シンプルになっていくのだと思います

・、「自分のペンの力で、 いまある状況をなんとか変えてみせよう」ということ。  コピーの第一の目的は、「描写」ではなく「解決」なのです

・要するに、「他人をよろこばせたり、満足してもらったりするために一所懸命に考えて、自分のアタマが汗をかいて、そこから生み出されてきたもの」は、すべて自分のクリエイティブだと思うんです。「自分の好きなものだけが自分のクリエイティブ」だという考え方とは違いますよね。

・「強い普遍」は平凡のすぐ横にある

最後のフレーズ、とてもいいですね。おそらく、いろんなものを身につけたうえで不要なものを削いで、削いで出てくる境地でしょう。シンプルなものほど、その裏にある複雑さ思考の深さというのが存在しているのだと思う。いい本でした。